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次世代リーダーインタビュー(第2回)「メッセージを英語で伝えたいという思いが心を打つ」(徳本進之介さん)

次世代リーダーインタビュー(第2回)
「メッセージを英語で伝えたいという思いが心を打つ」

前回(http://www.kumontakashi.com/2015/02/25/870.html) に引き続き、JASCA代表理事の徳本進之介(とくもとしんのすけ)さんへのインタビュー後編をお届けします。

九門)代表団で海外を訪問する際には発言を求められることもあると思いますが、徳本さんはもともと英語を話せたのですか?
徳本)もともと、というか今でもそれほど話せません(笑)。留学経験もないですし、なかなか日本では使う機会もなかったので。

九門)そうなんですね。代表団で派遣されて行った際には、英語で意見を発言しないといけない場面もあったと思うのですが、どう対応されたのですか?
徳本)そうですね、私は英語でしか自分のメッセージを届けることができないという状況に初めて身を置くことになりましたが、やはり話せなかったですね。ただ、話せないけれど伝えたい思いは溢れてきたので、簡単な単語でもいいから何か伝えようと思いました。
実際に、発言する機会が与えられ、また求められていたので、その前の日や空いている時間には自分が伝えたいメッセージは何かを考えました。その上で、専門用語的な単語は暗記しました。言いたいメッセージがはっきりしていれば、その内容や思いを全身で伝えようとしますし、最終的に心を打つのはメッセージだと思うのです。

九門)たしかに発言の内容やメッセージはとても大事なことです。帰国後は英語の必要性もさらに実感されましたか?
徳本)はい、すごく感じました。日本にいるとなかなか取り組むのは難しいのですが、また中東以外の国に行ってメッセージを伝える機会があると思うと姿勢が変わってきますね。次は今年の3月に韓国に行くことが決まっているので、自分は何を伝えたいのだろうと考える機会は増えましたし、英語を話す必要性を実感します。

九門)海外に行くということが決まっていれば、やらざるを得ないという意識に切り替わるということですね。そういう意味では、なるべく意識的に海外に行ったり、海外の人と英語で話す機会を設けるのはよい刺激になります。

九門)グローバル人材とはどういう人材だと考えますか?
徳本)グローバル人材というのは人によって定義が変わると思います。私がグローバル人材にとって大事と考えるのは、単に英語が話せるだけでなく、日本のことをよく理解しているということです。日本の伝統文化を知ること、精神性を学ぶこと、そこから自分自身のアイデンティティを確立していくことが大事だと感じています。今、日本文化を学ぶ一環として、能の大堤をある方から習っています。

九門)日本についてよく理解しているというのは大事なことですね。私はグローバル人材という言葉がなくなった時に、初めて日本もグローバル化するのかなと思っています。グローバル人材を考える時に必要なことは、お話に出た日本人としてのアイデンティティのみならず、「地球市民(グローバルシチズン)」としてのアイデンティティのようなもっと広い視点での「自己」だと考えています。そのためには、まずは自分自身が大切にしていることや価値観をよく知ることです。個人としての自分が確立されていけばいくほど、より広い意味での自己も受け入れられるようになるのではないでしょうか。

徳本)はい、私も自分や日本について理解を深めていきます。また、より広い視点で世界を見ることができるよう、中国・インドなどアジアの国にも行ってみたいと思います。


九門)本日は、貴重なお話をありがとうございました。お話を伺っていて、まだ大学生なのに非常に落ち着いていて、芯のしっかりした方だなと感じました。中東で感じられた生きる理由の違い、つまり死に対する感じ方が日本とは大きく違っていることを肌で感じたことは大きな意味を持っていたのではないでしょうか。日本の日常の中にも、地方と都市、地方と地方など価値観が違う世界はあります。そういう中で、価値観が違う人の立場に耳を傾けることができるきっかけにもなるとよいでね。

対談者:
徳本進之介(とくもとしんのすけ)
一般社団法人全国学生連携機構(JASCA)代表理事
早稲田大学政治経済学部在学中

Japan Youth Summit、Next Leaders Meeting2013の代表を経て、一般社団法人全国学生連携機構(JASCA)を設立。安倍首相はじめとした政府要人、各国大使、財界人と議論するなかで、次世代リーダーの育成発掘の全国組織の重要性を感じ、政策提言をすると同時に草の根活動としてのJASCAを設立。現在、リーダー経験者が次世代リーダーを育てるNext Leaders School、社会課題に挑む自律した若者を増やす全国キャンペーンなどに取り組む。
平成23年度農林水産大臣杯争奪全国弁論大会 特別賞
平成24年度内閣府ユース特命報告員
平成25年度パレスチナウィーク日本代表団

Category: 社長コラム

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