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次世代リーダーインタビュー(第11回) 「ピアティーチングとプレゼンテーションが教育の軸 (東大合格請負人・時田啓光さん/前編)」

次世代リーダーのインタビュー、今回は株式会社合格舎の時田啓光さん(30才)です。


2回に分けてお伝えしますが、今回の前編では、時田さんが現在の教育事業を始めるきっかけなどについてお聞きします。

 

九門)こんにちは。時田さんは、「東大合格請負人」として、高校生にユニークな個別指導をされていますが、教えるのはもともと好きだったんですか?

時田)実は私はもともと人と話すのが苦手でした。というのも小学生4年生くらいの頃、授業中に私が手を挙げて発言したら、友達から「時田何言ってるかわかんねー」とからかわれ、クラス中に笑いものにされました。この時のトラウマで、しばらく対人関係が怖くなったんです。高校生に上がっても、それは変わらずにいたのですが、たまたま入った塾が「勉強内容を教え合う」スタイルでした。教えるのは嫌でしたが、私は数学が得意だったので必然的に教えなくてはいけなくなりました。それで高校2年生のとき、後輩に勉強をしどろもどろ何とか教えたら、「数字って結構面白いですね」と後輩に言ってもらえたんです。それが自分のトラウマが壊れ、人と会話するのが怖くなくなった瞬間でした。何より「面白い」と言ってもらえたのが印象的でしたね。

 

九門)教えることにトラウマがあったのが、「面白い」と言われたのは確かに大きな変化ですね。

時田)今も私は、高校の時の経験を生かして、自分が経営している塾でも私ではなく、生徒が生徒に教えるというというスタイルをとっています。生徒同士が教えることによって、学習理解をより深められますし、何より「自分の常識≠相手の常識」でないことに気づけます。相手に合わせて言葉を選ぶ必要があり、その難しさから工夫を学びます。

 

九門)大学生の時はどういうことをされていたのですか?

時田)大学生の時は塾講師や家庭教師をしたり、他大学の授業に出席することもありました。また好奇心旺盛だったので、アポなしで企業のオフィス訪問をしたり、初対面の社会人に話しかけたりもしていました。その中で、キチンと対応してくれる会社は、トイレがきれい等の発見がたくさんありましたね。その後大学卒業してからは、就職して保険会社で働きました。

 

九門)それからどうして今の教育の世界に入ることになったのですか?

時田)小学生の時から教師にあこがれていたのですが、高校生の時にただ会社員経験もしておきたいな、と感じ始めました。そこで、就職活動中に、お金や人脈、専門性を身に着けて50歳くらいの時に先生になろうと人生設計していました。ですが、社会人になり色々と自分で調べたり考えて、「今すぐ、独立したい」と思い立ってしまいました。当時は保険のアクチュアリーという仕事をしていたのですが、7か月で辞めて独立することにしました。

 

九門)独立してどんな仕事を始めたのですか?

時田)2011年12月に就職活動支援の仕事を個人事業として始めました。これは、独立直前に知人に最初に相談されていたのが面接対策だったから、まず仕事としてやってみようと思ったのです。大学生を対象に、エントリーシートの書き方や面接の受け方、募集していない企業への入り方などを教えていました。ただ、大学生向けのビジネスは利益を上げるのが難しいとわかり、他の選択肢を模索していました。すると、たまたま知り合いの紹介で浦安で保育園~小学校に通う子供を持つお母さんのための「ママ勉強会」に呼ばれて講演をし始めたんです。なんとテーマは「子育て」で、25歳の若造が子育てを教えるというすごい企画でした(笑)

それでも、毎回来られるお母さんもいて「子供がどうすれば勉強するようになりますか?」という質問が出るようになりました。そこで、過去の合格実績を生かして親世代にアプローチできないかと考えました。1年くらいかけて「合格請負人」というキャッチフレーズをつけ、それに「東大」というキーワードをつけました。そうすると、親の反応がすごく変わったんですね。

そこで、「生徒が生徒を教える」と「プレゼンテーション」の2つを軸にした株式会社合格舎という塾を始めました。

 

九門)生徒が生徒を教えるスタイルは、英語で言う「ピアティーチング」で教える側の生徒も教えることから学びを得るというものですね。それに加えてどうしてプレゼンテーションという軸も入れたのですか?

時田)子供たちの中には、情報を受信する能力はあっても、それをアウトプットする作業が足りない子たちが多いからです。例えば、”Book”という単語の意味がわからない生徒にはまず「ブック」とカタカナで書いてもらいます。それにより、わかっていることを形にする力を養います。次に、調べてきたことや復習してきた内容を書きながら話してもらいます。最初はうまく説明できず失敗もしますが、徐々に自分で気づくようになります。気づいてくると自分1人で家でも勉強できるようになります。

 

~後編 http://www.kumontakashi.com/?p=1177 へつづく~

 

【プロフィール】

時田啓光(ときたひろみつ)


 

 

 

 

 

東大合格請負人

株式会社合格舎 代表取締役

日本プレゼンテーション協会認定プロ講師

NPO法人親心支援協会 監事

偏差値35の高校生を東京大学に現役で合格させた実績をもち、その教育方法が反響をよび東京・千葉・長野・広島など
全国で講演依頼が殺到している人気講師。
テレビ朝日、ABC朝日放送・日本経済新聞社・KRY山口放送など各種メディアで取り上げられ、著作は5冊。
中でも、処女作「東大の入試問題で数学的センスが身につく」は、発売5日目で増刷され、現在1万部突破のベストセラーに。
また、日本プレゼンテーション協会主催のプレゼンオーディションで優勝しており、プロ講師の中でもトップの成績をあげている。
その実力から、受験勉強指導に限らず、大学生や社会人、経営者向けにプレゼン指導も行っており、
年代問わずニーズに応えられる指導者として活躍中。

 

 

 

Category: 社長コラム

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