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次世代リーダーインタビュー(第12回) 「「自転車になりたい!」という子供に何と言いますか? (東大合格請負人・時田啓光さん/後編)」

次世代リーダーのインタビュー、今回は前回に引き続き株式会社合格舎の時田啓光さん(30才)です。


 

今回は後編で、時田さんが考える子供の個性や主体性の引き出し方などについてお聞きします。

前編は、こちらから→ http://www.kumontakashi.com/?p=1172

 

 

 

 

 

 

九門)前回は時田さんが合格舎を始めるきっかけや教育における「生徒が生徒を教える」「プレゼンテーション」という2つの軸について伺いました。今回は、時田さんが考える勉強法を教えて頂けますか?

時田)苦手な科目はやらなくていいと言っています。まずは得意なものを磨くことが大事です。1つの科目でいいので考え抜いた経験をしてほしいのです。そして、必要だなと思ったときに苦手な科目を始めればいい。そうすると、以前苦手と思っていた時よりは理解力が増しているはずです。

 

九門)私も実は苦手なことはやりたくないほうです(笑)。数学や理科系が昔からすごく苦手で国語や英語が好きだったので、それにフォーカスしていました。でも、日本の教育は苦手なものも平均点くらいまで努力で上げる教育ですが、その点についてはいかがですか?

時田)小さな頃から嫌いなことや苦手なことに無理やりチャレンジさせるのは良くありません。まずは得意なことを伸ばしていくことが大切です。成績は1つの科目が伸びると、自然と他も伸ばしたいと思うようになります。最初から無理する必要はありません。

それから親は、子供が好きなことを通じてコミュニケーションをとると良いですね。例えば、テレビを見ていても、子供の好きな芸能人が出てれば「この人誰だっけ?」「先週は、どんな内容だっけ?」などの話をすることで実は子供の記憶も活性化されます。

授業中に寝てる子供もいますが、無理には勉強させません。「今やってることは全然聞かなくてもいい。寝たいなら寝なさい」と言っておきます。子供が主体的に勉強したいと思わないといくら強制しても効果がないのです。彼らの現時点での欲求を満たしてあげることが大事で、それが満たされてない時にいくら言ってもだめなんです。

 

九門)「主体性」はとても重要ですよね。子供の個性を伸ばすことも大事だと思うのですが、具体的にどういう風に接していますか?

時田)まずはその子がどんな言葉を使っているかを観察します。例えば、「自転車になりたい」と言う子がいたとします。その時は、「何バカなこと言ってるんだ」というのではなく、「え!、自転車~!すごいね」と普段の3割増位で反応してあげます。すると、子どもはどんどん話していきます。それに対して、「それってどういうこと?」と聞いてあげる。

そうすると、「足が速くなりたい」「体が細くなりたい」「他人をサポートしたい」など色々なその子なりの自転車のイメージが出てくるのです。それを紐解いていってあげるのが私や親の役割なんです。

親子一緒のワークもします。例えば、自分がしてもらって嬉しいことを親と子供両方に書いてもらいます。そうすると意識の違いが「見える化」され、今回の体験を通じてその点について話し合った方がいいと親も実感できます。

 

九門)イメージを紐解いていくというのは面白いですね。時田さんの塾に通っている学生はどういう子たちが多いのですか?

時田)私の塾に来る学生の多くは、偏差値的にはレベルがそれほど高くない子たちです。

例えば、“Boy”という単語の意味がわからない高卒生がいました。でも「ビーオーワイ」は読める。でも、実はそういう子の方が伸び幅は大きいんです。だから、まずは話をとことん聞いてあげるようにしています。

 

九門)今後の展開についてはどのように考えておられますか?

時田)今は、全国から授業が受けられる仕組みをつくり、塾の規模を広げていこうと思っています。それから、将来的にはフリースクールと老人ホームを併設した形での教育施設展開を考えています。これは、学びたいことがあるけど教えてくれる人がいなくて困ってる人、心に傷を負ってて苦しんでる人など誰でも利用でき、経験豊富で元気な高齢者の方が次世代教育を携えるような場所作りです。

また、私の教育メソッドを海外に展開したり、海外にいるユニークな教育者をヘッドハンティングもしていきたいです。究極は、「火星で授業」をしたいです(笑)。火星にある環境やものを使って授業するとどうなるのか、など考えると楽しいです。

 

九門)今後の展開も楽しみですね。私も子供の主体性や個性を伸ばすための教育の場はますます重要になると思います。今後のますますのご活躍をお祈りしています。

 

【プロフィール】

時田啓光(ときたひろみつ)


東大合格請負人

株式会社合格舎 代表取締役

日本プレゼンテーション協会認定プロ講師

NPO法人親心支援協会 監事

 

偏差値35の高校生を東京大学に現役で合格させた実績をもち、その教育方法が反響をよび東京・千葉・長野・広島など
全国で講演依頼が殺到している人気講師。
テレビ朝日、ABC朝日放送・日本経済新聞社・KRY山口放送など各種メディアで取り上げられ、著作は5冊。
中でも、処女作「東大の入試問題で数学的センスが身につく」は、発売5日目で増刷され、現在1万部突破のベストセラーに。
また、日本プレゼンテーション協会主催のプレゼンオーディションで優勝しており、プロ講師の中でもトップの成績をあげている。
その実力から、受験勉強指導に限らず、大学生や社会人、経営者向けにプレゼン指導も行っており、
年代問わずニーズに応えられる指導者として活躍中。

 

 

 

 

 

Category: 社長コラム

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